コラム―子育て、ホット一息
この連載は、地元の民報『東北部新聞』に連載したものですかくれんぼ
かくれんぼは魅力的な遊び。大人だって夢中になってしまいます。
ところで2才、3才児のかくれんぼは、「早く見つけて」と言わんばかり「ここだよー」と教えてくれるし、自分が見えなければ誰にも見えないはず、丸見えでも目を閉じればそれでOK。
ところが4才、5才児になるとしっかりルールを楽しみます。
自分中心の主観の世界から、客観的な見方・考え方ができるように発達してくるからです。
私の娘が3才の時、こんなことを言いました。おばさんがサヨナラしてだんだん遠くなり、小さくなっていきました。「おばちゃん、なんで粒になるの?」遠近法も客観的思考ができないとわかりませんよね。「なんで?」これがいいじゃありませんか。この好奇心が子どもを育てる源です。
中野さなえ (発達相談員)
(2015年6月9日 記)