コラム―子育て、ホット一息
この連載は、地元の民報『東北部新聞』に連載したものです朝ごはん、とにかく何か食べましょう
朝ご飯食べていますか!!
体と違って脳は寝ていてもエネルギーを使います。日中の経験を記憶にするためです。脳はデンプンエネルギーで働くところで、夜は肝臓に貯蓄されたグリコーゲンを使いますが、肝臓の貯蓄量には限度があるので朝はほとんどなくなります。だから、朝ごはんはとっても大事なのです。
そりゃ、きちんとご飯、みそ汁、おかずで食べてほしい。和食はけっこういけるんですよ。米と豆製品(味噌、豆腐、油揚げなど)は、必須アミノ酸の吸収に有効だとわかっています。
文科省の推進する道徳教育は「早起き早寝、朝ごはんは家族一緒にしっかり食べて」と言っているのですが、メーデーの時「それができる働かせ方をつくれ!!」と叫びが上がりました。その通りだ!
がんばっているお父さん、お母さんにアドヴァイス。まずはデンプン質を取ることを頭に入れて。ご飯に納豆だけでもいい。パンとチーズOK、肉まん、バナナもいいでしょう。とにかく、何でもいいから、欠食だけは避けましょう。欠食するとね、ママも早くふけるわよ。
発達相談員 中野さなえ
(2015年7月9日 記)