2016年11月   ベトナム訪問記

ベトナムの平均年齢は28才!

 朝の散歩。まだ、涼しくてきもちがいい。メコン川は魚釣りの人と船でにぎやかでした。

 ここでは船は生業の手段でもあり、移動の手段でもあり、なくてはならないものになっています。船の上で朝食をとっている人は、どんぶりにいろいろ乗っけてかきこんでいました。

 繁華街を外れると、よく道路沿いでも食事をしている人がいますが、やはりどんぶりめしですね。

 さて、どこにいっても若者で溢れた町、それがベトナムの印象です。昨日はスーパーマーケットをのぞいてみましたが、職員のほとんどは若者でした。レストランに行っても、どこにっても若者でいっぱい。

 平均年齢が28才といいますからうなずけます。ちなみに、日本の平均年令は・・・と調べたところ、約45才。

 1975年、ベトナム戦争が集結したときには、人口は4500万人ほど。(石川文洋さんの本によれば)。現在は1億人にかけるくらいに増えています。

 ベトナム戦争の影響が感じられます。今は未来に希望が持てる若者のエネルギーが溢れていますね。

 しかし、心配もあるようです。

 ベトナムではドイモイが進んだ結果、拝金主義と学歴社会も進んでいるようです。

 しかし給料は安い。学校の先生もアルバイトで家庭塾をしているのが普通、そして自分の学習塾へ来た子には良い成績をつけてあげる、といったことが横行しているそうです。

 真の学力ではなくても、目に見える点数に親は安心。学歴をつけていいくらしをさせてあげたい親心です。

 子ども達は学校ほほかに塾通いで疲れ果てていると。

 ガイドのホーさんいわく「私が育ったときは学校は面白かった。知らないことが分かった。でも今は違う。私は先生に、うちの子には教えなくてけっこうです。勉強嫌いだから、といっています。もちろん塾にはやりません。点数はどうでもいい」と。

 その子どもさんが、実はクラスでトップクラスに優秀だというのですね。

 「仕事はいっぱいあります。でも大学出た若者はプライドもあり専門知識で働きたい。その仕事は多くない。どんな仕事でもするとはなりません。アルバイトで暮らす子もいます」と若者の実体を話してくれました。

 「昔はベトナム戦争で団結した。今はばらばら」とホーさんは言いました。

 ドイモイはいろいろな影響をだして、一筋縄ではいかな様です。             

2016年11月23日


への投稿

11月22日 12:21
カントーのホテルで夫とツーショット。
何回も一緒に旅できるといいね。
一緒に来るはずだったのに急逝した黒川照子さんをおもっています。

11月22日 22:33
カントーの街でメコン川を眺めて、ゆっくりすごした一日でした。
ブーゲンビリアがどこにも咲いています。デイゴや名を知らない南国の花がたくさん咲いていました。
♪ ブーゲンビリア 花咲くハノイよ サイレンのなりやまぬ町よ
命よりも大事なことをホーおじさんはおしえてくれた ♪
と、口ずさんでしまいますね。
ベトナムのお金は、どんな種類もみんなホーおじさんが描かれています。そしてみんな、いまでも「ホーおじさん」と呼んでいます。
偉大なひとでした。