6日目 5月21日
トリニダからシエンフエゴス、ハバナへ戻る

 少し雨模様、世界遺産トリニダの見学。スペイン人によって開発された港町。早くから、奴隷と砂糖貿易の中心でした。
 家の窓はすべて鉄格子で防御されていました。海賊の襲撃に備えた作りだそうです。

   

   

 革命博物館に行く予定だったが、会館しているはずなのに閉館。こんなはずはないというものの、「これがキューバか」と、アバウトさに慣れてきた私たちはすぐに納得してしまった。代わりに別の博物館でキューバの歴史など見学しました。
 見学した博物館は、当時の大金持ちの邸宅だったそうで、素晴らしい豪邸でした。この裏で、住民や奴隷がどんな暮らしを強いられていたか、容易に想像できます。
 

 ちょっと寄ったカフェで、ラ・カンチャンチャラという名の飲み物をいただきました。こも街の名物だそうです。ハチミツ、レモン汁、クラッシュアイスと、ラム酒が入ったカクテルです。

 これが口当たりがよくて、とてもおいしい。
 「おいしい、おいしい」と何杯も飲んだら、危険なお酒ですね。もっとも、私たちはちょっと一息で一杯だけでしたよ。ラム酒を抜くこともできます。

 このあと、シエンフエリゴスの街の見学でした。1819年にフランスの移民によって開かれた街で、ここも世界遺産になっています。

   

   

 キューバには世界遺産がたくさんあります。植民地の歴史、住民の苦しみの歴史でもあると思いました。キューバの人民が血を流した財産ですね。
 でも、残念なことに、建物は損壊している部分が多く、修復ができていません。修復に回すお金がないのだと思います。
 世界遺産をみるにしても、キューバの経済政策の困難さを見る思いがしました。
道も凸凹でしたね。

   

 これは観光用ではありません。バスと共に、住民の移動手段です。バスは、日本のイメージではありません。写真を撮り忘れましたが、どちらかと言うと軽トラを大きくしあ感じかな。ホロはついていますが、とても古いバス。戦争当時の兵隊さんの搬送車みたいでした。