2016年11月 ベトナム訪問記
ベトナムに到着、ドクちゃんにあいました。
ベトナム第一日目。夫が描いた似顔絵、ドクちゃんはとても気に入ってくれました。
ダウンのコートを空港のロッカーにいれた約6時間後、一変して30度の夏のホーチミンに到着しました。蒸し暑い。
車とバイクが入り混じり、クラクションがなりやまない街にまた来ました。
ガイドのホー・シュアン・フンさんと合流。学生さん3人もご一緒です。ホーさんの関わっている学生さんで、日本語を勉強中とのことでした。
学生さんと夫。
11月は雨季と乾季の変わり目、雨は多くはなくなっているが、今日は私たちを歓迎しているのか、スコールが出迎えてくれました。
明日、ドクちゃんに会う予定でしたが、明日は仕事中なので充分に話しもできなにかもと、ガイドのホーさんのはからいで、ドクちゃんと夕食をともにし、交流しました。
ホーさんとドクちゃんは、長い親しい友人なんですね。ドクちゃんは、片足でバイクに乗ってきたのです。子どもさんの学校にもご自身でバイクで送迎しているとのことです。ベトナムでは学校は親が送迎しています。
ドクちゃんに会えて、みんな感激でしたね。ご一行様はベトナム戦争止めろと運動した仲間たち、枯葉剤の被害者のベトちゃん・ドクちゃんは、その象徴のような存在でした。
二つの体が一緒になって内臓は共有の奇形。分離手術は成功。日本も協力しています。残念ながら、ベトちゃんは亡くなりました。
「ベトチャンの分まで生きる」といったドクちゃんです。
ドクちゃんと握手。今では双子のお父さんになっています。支援してもらった日本にちなんで、ふじさん、さくらが名前だそうです。
広島大学に毎年、平和やベトナムの歴史などの講義に来日しているそうです。来日回数は、45回とか。36才、明日尋ねるツーズー病院で働いています。
日本とベトナムの平和の架け橋になりたい、と言っていました。天皇誕生日にも招かれているそうです。
同行した青年は20才から23才、ベトちゃん、ドクちゃんのことは知りませんでした。かれらにとっても今日、初めての出会いだったのです。ベトナム戦争が青年たちに、どんな風に語り継がれているか、知りたいところです。
今日は学生さんから、ベトナムの教育状況などお聞きしました。学費も高く、大変な様子でした。片言の日本語なので詳しく聞く事ができませんでしたが、ホーさんの話では、ドイモイは貧富の差を広げ、福祉も追いつかない一面もあるようです。
もう少し詳しくお聞きしたいところですね。
ベトナムではどこにいってもクーラーが効いて快適、とはいきません。古い扇風機が回るビアホールでの楽しい交流会、いや、これが自然かも。暑い中でのベトナムビール「333」は最高でした。
ドクちゃんへの歓迎プレゼントで、私たち11人は「もみじ」を合唱しました。手前味噌でなんだが、すばらしい合唱だったなあ・・・とおもいます
2016年11月20日